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町田 昌彦
Physical Review Letters, 90(3), p.037001_1 - 037001_4, 2003/01
被引用回数:58 パーセンタイル:87.08(Physics, Multidisciplinary)物質材料研究機構の大井らは、最近、メゾスケールの高温超伝導体において、極めて正確な抵抗の磁気振動が観測されることを確かめた。この磁気振動は、ほぼ0.5テスラから4テスラ程度まで観測され、振動の周期は、サンプルサイズに逆比例することも確認している。本論文では、この磁気振動のメカニズムを解明するため、数値シミュレーションを行い、世界で始めて、この結果を再現することに成功した。そのうえ、実験では知ることのできない、磁束格子のダイナミクスを示し、磁束格子とサンプルエッジとの動的なマッチング効果が電気抵抗の磁気振動を与えることを明らかにした。また、実験において周期的振動が観測されうる条件が知られていたが、これについても定性的説明を与えることに成功している。
石田 武和*; 奥田 喜一*; 朝岡 秀人
Physica B; Condensed Matter, 284-288(Part1), p.727 - 728, 2000/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Condensed Matter)酸化物超伝導体YBaCuO結晶の双晶境界を消去した高純度、高品質単結晶を用いて、HCにおける磁気測定を行った。磁気トルク測定により磁束格子融解転移がH//Cと同様にHCでも観測された。しかしながら重要なことは、本質的ピニングが存在しない領域においても磁束格子のソフトニングが見られたことであり、本質的ピニングとはむしろ独立した一次相転移について議論する。
石田 武和*; 奥田 喜一*; 朝岡 秀人
Journal of Low Temperature Physics, 117(5-6), p.1387 - 1391, 1999/12
包晶反応を利用した高純度、高品質なYBaCuO単結晶を用いてHCにおける磁束格子融解転移について交流磁化率の測定を行った。HCにおいても同様に一次相転移が観測された。イントリンシックピンが存在する低温域にみられる不可逆曲線を決定した。しかしイントリンシックピンが存在しない温度領域でも融解転移が観測されたことから、HCにおいてイントリンシックピンが一次相転移が起こる本質ではないと考えている。
石田 武和*; 奥田 喜一*; 朝岡 秀人; 数又 幸生*; 野田 健治; 武居 文彦*
Journal of Low Temperature Physics, 105(5-6), p.1171 - 1176, 1996/00
被引用回数:3 パーセンタイル:23.61(Physics, Applied)包晶反応を利用した高純度・高品質な酸化物超伝導結晶YBaCuOの双晶境界を除去し、交流磁化率の測定を行った。超伝導転移付近に、磁束格子のメルティングと考えられる幅0.1K程のトビを観測した他、磁束格子のリフトニングと考えられるピークを観測することができた。
小野寺 康明*; 西嵜 照和*; 小林 典男*; 朝岡 秀人; 武居 文彦*
Physica C, 263, p.409 - 411, 1996/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Applied)酸素量の異なるYBaCuO単結晶の温度変化に伴う磁気特性を測定した。酸素量の増大は磁化曲線上に異常な「とび」が不可逆曲線より低温域に現われ、磁化異常の温度と角度依存性より、一次の磁束格子メルティング理論に一致することが明らかとなった。この磁気的な「とび」は酸素欠損による無秩序化により観測されなくなる。